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新品正規品 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句

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メーカー f0b1343 発売日 2025-04-26 14:17 定価 9500円
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新品正規品 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句

古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像1 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像2 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像3 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像4 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像5 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像6 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像7 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像8 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像9 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本_画像10
26.7×18㎝

【題箋】
  『栄雅抄此?壱?序在 古今和歌秘註 序一』
  『栄雅抄序下續    古今和歌秘註 序二』

【内容】『註』は「仮名序」を84に分け、それぞれに解説を加えている。d2176☆ 宵曲句集 谺同人編 青蛙房 昭44年・8。下の 01 28 等は、それぞれに、私に付した番号である。歌集 早笛 署名入/馬場あき子/まひる野会。
*****************************************************
序一
 【内題】古今和歌集秘註
 序一
    序1丁
    本文
     01やまとうたはひとの心をたねとして 1丁裏
            ↑
            ↓
     28あるは花をそふとてたよりなき所に 61丁裏~62丁裏
*****************************************************
序二
      29しかあるのみにあらす 2丁表
            ↑
            ↓
      84人丸なくなりにたれと哥の事 57丁表~59丁裏
      
    追加
     01春きぬと人はいへともうくひすのなかぬかきりはあらしとそ思ふ 60丁表
     ↑
           ↓
                                                                                                              16立田川もみち葉なかる  63丁裏
    
【因みに】「追加」「14植しうへは秋なきときや」63裏の歌は
 『伊勢物語 51段』
 『古今和歌集 秋歌下』のもので、原形は
 植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや
          ~「『へ』←→『ゑ』。久保田万太郎 俳句 掛け軸 力枝にしても おつたにしても しぐれかな。仮名遣いの指摘?」~
********************************************************************
【参考】『古今和歌集 仮名序』の本文と、「提出本」にでてくる「仮名序」の解説部分(全84項目)を比較しながら、その所在を提出本の丁数で示した。南得二『中国史伝川柳』全8巻揃 古川柳電子情報研究会 平成8~12年・非売品。参考にされたい。花筧後 私家版77部 署名入/安東次男/卯辰山文庫。「仮名序の本文」ネットで借用したものなので、「提出本」の本文とは違うことをご了承ください。歌集「流れる雲」間鍋三和子。
                (若干の間違いはご容赦を!)

古今和歌集仮名序                    
                        ~ 一 ~

01 01裏 やまとうたは、人のこゝろをたねとして、

02 03表 よろづのことのはとぞなれりける。俳句日本百景・百名山 岡田日郎。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。『椎蔭短歌 第一号~第四巻第一号(通巻第一号~通巻二十五号)セット』非売品/東京鉄道病院椎蔭短歌会、1947~1951。

03 05表 はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。斎藤史全歌集 昭和3年-51年 署名入/斉藤史/大和書房。

04 06裏 ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。俳諧一葉集 九冊。

05 08裏 このうた、あめつちのひらけはじまりける(時)よりいできにけり。決定版 富田木歩全集/富田木歩/世界文庫。

06 10裏 しかあれども、よにつたはれることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、

07 15裏 あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。芭蕉翁文集 上下巻合綴一冊《序・刊期等欠》 蝶夢編。

08 16裏 ちはやぶるかみよには、うたのもじもさだまらず、すなほにして、ことのこゝろわきがたかりけらし。※値下げ交渉可 5冊セット 春夏秋冬新年 《平成・現代の句鑑》。

09 22表 人のよとなりて、すさのをのみことよりぞ、みそもじあまりひともじはよみける。【非売品】『芝居の窓』水原秋櫻子集●水原しづ子/東京美術●昭和57年発行●検)水原秋桜子/高浜虚子/ホトトギス。

10 33表 かくてぞはなをめで、

11 33表 とりをうらやみ、

12 33表 かすみをあはれび、

13 33裏 つゆをかなしぶ

14 33裏 こゝろことばおほく、さまになりにける。続 火門集 阿部青鞋句集/阿部青鞋/八幡船社。とほきところもいでたつあしもとよりはじまりて年月をわたり、たかき山もふもとのちりひぢよりなりて、あまぐもたなびくまでおひのぼれるごとくに、このうたもかくのごとくなるべし。歌集 藤浪/杉浦翠子/春陽堂。

15 35裏 なにはづのうたは、みかどのおほむはじめなり。『与謝野晶子評論著作集 22巻』●内山秀夫/香内信子●龍渓書舎発行●2003年初版●全356P●検)みだれ髪/ロマン主義/源氏物語。

16 38表 あさかやまのことばゝうねめのたはぶれよりよみて、

17 40表 このふたうたは歌のちゝはゝのやうにてぞ、(て)ならふ人のはじめにもしける。◎○歌集 新頌・富士 前田夕暮著 富岳本社 恩地孝四郎色摺木版画二枚入。

18 42表 そも歌のさまむつなり。詠草 狂歌 写本 筆者:東河(伊能忠敬?)を含む狂歌連中の一人?。からのうたにもかくぞあるべき。a-319 短歌手帖 NHK趣味百科『短歌』平成4年4月-5月号 別冊付録 尾崎左永子・篠弘・・・自選六〇首 暦 年齢早見表 年号一覧 ※5。 
19 44表 そのむくさのひとつにはそへ歌。金子兜太草稿。

20 44裏 おほさゝきのみかどをそへたてまつれるうた なにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはなといへるなるべし。芭蕉翁附合集 宝暦11(1761)水上亭桃鏡 [編]。

21 46表 ふたつにはかぞへうた さくはなに思ひつくみのあぢきなさみにいたづきのいるもしらずてといへるなるべし。火門集 阿部青鞋句集/阿部青鞋/八幡船社。

22 47裏 みつにはなずらへうた きみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむ+といへるなるべし。古今 第365~528号 (欠多数、45冊)。

23 50裏 よつにはたとへうた わがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともといへるなるべし。耳底記 一・二・三巻 一冊。

24 53裏 いつゝにはたゞことうた いつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましといへるなるべし。折口信夫 遠やまびこ 釋迢空短歌綜集4 初版カバー 書き込み無し。

25 55裏 むつにはいはひうた このとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりといへるなるべし。句集 青胡桃 毛筆句献呈署名入/宮坂静生/竜胆俳句会(長野)。

26 59裏 いまのよの中、いろにつき人のこゝろはなになりにけるより、あだなるうたはかなきことのみいでくれば、いろごのみのいへにむもれぎの人しれぬことゝなりて、まめなるところにははなすすきほにいだすべき事にもあらずなりにたり。風船の使者 メルヘン集【限定100部/著者染句本】+4点/中村草田男 YDI537。そのはじめをおもへばかゝるべく〔も〕なむあらぬ。超 早わかり 現代俳句マニュアル★夏石 番矢★立風書房★絶版★。

27 61裏 いにしへのよゝのみかど、春のはなのあした、あきの月のよごとにさぶらふ人をめして、ことにつけつゝ歌をたてまつらしめたまふ。道浦母都子全歌集/道浦母都子(著者)。

28 61裏 あるははなをそふとてたよりなきところにまどひ、あるは月をおもふとて、しるべなきやみにたどれるこゝろをみたまひて、さかしおろかなりとしろしめしけむ。011 ◇ 句集 鏡狩り 鶴岡善久 沖積舎 自筆本 限定25部 柄沢斉木口木版画1葉入。

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                        ~ 二 ~

29 02表 しかあるのみにあらず、さゞれいしにたとへ、

30 02裏 つくばやまにかけてきみをねがひ、

31 04表 よろこびみにすぎ、たのしびこゝろにあまり、

32 04表 ふじのけぶりによそへて人をこひ、

33 04表 まつむしのねにともをしのび、

34 04裏 たかさごすみのえのまつもあひおひのやうにおぼえ、

35 06表 をとこやまのむかしをおもひいでゝ、

36 06表 をみなへしのひとゝきをくねるにも歌をいひてぞなぐさめける。「別冊俳句 鈴木真砂女読本」角川書店。

37 08表 又春のあしたにはなのちるをみ、

38 08裏 あきのゆふぐれにこのはのおつるをきゝ、

39 08裏 あるはとしごとに、かゞみのかげにみゆるゆきとなみとをなげき、

40 09表 くさのつゆみづのあわをみて、わがみをおどろき、

41 09表 あるはきのふはさかえおごりて、〔今日は〕ときをうしなひよにわび、

42 09裏 したしかりしもうとくなり、

43 09裏 あるはまつ山のなみをかけ、

44 10裏 野なかの(し)みづをくみ、

45 10裏 あきはぎのしたばをながめ、

46 11表 あか月のしぎのはねがきをかぞへ、

47 11裏 あるはくれたけのうきふしを人にいひ、

48 11裏 よしのがはをひきてよの中をうらみきつるに、

49 12表 いまはふじのやまもけぶりたゝずなり、ながらのはしもつくるなりときく人は、うたにのみぞこゝろをばなぐさめける。月舟全集 長谷川零餘子献呈署名入/原月舟 長谷川零餘子編 森田恒友装/月舟全集刊行會。

50 16裏 いにしへよりかくつたはれるうちにも、ならのおほむ時よりぞひろまりにける。@kp375◆極稀本◆「歌集 春のことぶれ 」◆ 釋迢空 梓書房 昭5。

51 18表 かのおほむよや、うたのこゝろをしろしめしたりけむ。濃川葉集(成立は幕末あたりか) 撰者不明 写本。かの御時に、おほきみ(み)つのくらゐ、かきのもとの人まろなむうたのひじりなりける。歌集 さるびあ街 特装非売本10部/松田さえこ (尾崎左永子)/琅かん洞。

52 20裏 これはきみも人もみをあはせたりといふなるべし。富安風生 俳句 草稿。

53 21裏 あきのゆふべたつたがはにながるゝもみぢをば、みかどの御めににしきとみたまひ、春のあしたよしの山のさくらは、人まろが心には雲かとのみなむおぼえける。※古書 楓 小櫃楓葉責任 俳句雑誌 香葉・錦峯・松花・秀花・篁村・二葉・岳陽等々 文芸俳句 孔版ガリ刷。

54 24表 又山のへのあか人といふ人ありけり〔と〕。zaa-520♪旅路―句集   森 以和子 (著) (青玄叢書〈第61集〉) 古書, 青玄俳句会 (1973/1/1)。うたにあやしうたへなりけり。★小池 光 第一歌集【バルサの翼】(元版)昭和53年 沖積舎刊 初版 カバー 筒箱付き♪。

55 25表 人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。#lp ◆ 超希少本 ◆◇ 俳句雑誌「 沖 」 第7巻 第1号~第12号 12冊◇◆ 沖発行所 昭和51年。 

56 30裏 この人々をおきて又すぐれたる人も、くれたけのよにきこえ、かたいとのよりにたえずぞありける。マイ・ロマンサー 加藤治郎歌集/加藤治郎/雁書館。これよりさきの歌をあつめてなむまえふしふとなづけられたりける。0028648 風俗文選 1-4巻 4冊 森川許六・選 江戸刊 去来・支考序 俳文集 近江蕉門 蕉門十哲 芭蕉。

57 32裏 こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき。俳人眞蹟全集 四巻、五巻「元禄時代 上下巻」2冊一括。しかあれどこれかれえたるところえぬところたがひになむある。冨士山百景狂歌集/真入亭冨士江/万延元年(1860) YAA338。 

58 32裏 かのおほむときよりこのかた、としはもゝとせあまり、よはとつぎになむなりにける。「素堂録」3冊揃 建仁寺専門道場編 山口素堂   臨済宗建仁寺 禅道場。

59 36表 いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず。※古書ひこばえ 長野県上伊那郡花岡春風 祝詞佐藤雪洞・題字岡谷市生信濃鉄道社長今井五介・日本大学総長山岡萬之助題句臼田亞浪伊東月草。

60 36表 いまこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をばたやすきやうなればいれず。0025282 子規遺墨集 子規庵保存会編 巧藝社 昭和10年 附録木版画欠。

61 36裏 そのほかにちかきよにその名きこえたる人は、すなはち、そうじやうへぜうは歌のさまはえたれども、まことすくなし。#lp ◆ 超希少本 ◆◇ 俳句雑誌「 沖 」 第4巻 第1号~第12号 12冊 3周年記念号有(10月号)◇◆ 沖発行所 昭和48年。たとへばゑにかけるをむなを見ていたづらに心をうごかすがごとし。俳句雑誌 原石鼎 主宰 鹿火屋 昭和25年4冊 346〜349号一括 阿部英雄 京極杜藻 伊藤元美 原コウ子 他。

62 37裏 ありはらのなりひらは、そのこゝろあまりてことばたらず。サニー・サイド・アップ 加藤治郎歌集 署名箋付/加藤治郎/雁書館。しぼめるはなのいろなくてにほひのこれるがごとし。歌諧百人一首全 海濤翁編 (写本)。

63 38裏 ふんやのやすひではことばゝたくみにてそのさまみにおはず、いはゞあき人のよきゝぬをきたらむがごとし。雑俳川柳 江戸岡場所図絵 花咲一男 近世風俗研究会 昭和49年。

64 40表 うぢやまのそうきせんはことばゝかすかにして、はじめをはりたしかならず。風俗文選  五老井許六選 五冊。いはゞあきの月をみるに、あかつきのくもにあへるがごとし。歌集 花のくれなゐ■野沢幸子 新星書房。

65 40表 よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはしてよくしらず。【古本】昭和万葉俳句集 昭和20年8月15日を詠う 終戦記念日 太平洋戦争 大東亜戦争 全都道府県。

66 41表 をのゝこまちは、いにしへのそとほりひめのりうなり。現代襤褸派 草野比佐男歌集/草野比佐男/山光書房。あはれなるやうにてつよからず。定本塚本邦雄湊合歌集 毛筆歌落款入 別巻共/塚本邦雄/文芸春秋。いはゞよきをむなのなやめるところあるにゝたり。(雑誌) 『鵞』34・35号(休刊号) 後継誌『燭』創刊号-9号内7冊 9冊/大岡頌司/端渓社。つよからぬはをうなのうたなればなるべし。ルーノ [月]/大辻隆弘/砂子屋書房。

67 43表 おほとものくろぬしは、そのさまいやし。大野林火全集 不揃い5冊(第2・4・5・6・7巻)       大野林火。いはゞたきゞおへるやまびとのはなのかげにやすめるがごとし。故人五百題 上《オリジナル板?》 松露菴主人編。

68 45表 このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。句集 神よりの賜暇/丸山佳子。

69 45裏 かゝるにいますべらぎのあめのしたしろしめすことよつのときこゝのかへりになむなりぬる。N3FL3-210825 レア[マリア讃歌 景山筍吉 第4句集]俳句。

70 46裏 あまねき御うつくしみのなみ〔のかげ〕やしまのほかまでながれ、ひろき御めぐみのかげ、つくばやまのふもとよりも

71 47表 しげくおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろのことをすてたまはぬあまりに、いにしへのことをもわすれじ、ふりにしことを(も)おこしたまふとて、いまもみそなはし、のちのよにもつたはれとて、

72 49表 延喜五年四月十八日に、大内記きのとものり、御書所のあづかりきのつらゆき、さきのかひのさう官おふしかうちのみつね、右衞門のふしやうみぶのたゞみねらにおほせられて、萬葉集にいらぬふるきうた、みづからのをも、たてまつらしめたまひてなむ、 

73 52表 それがなかに、むめをかざすよりはじめて、

74 52表 ほとゝぎすをきゝ、

75 52表 もみぢをゝり、

76 52裏 ゆきをみるにいたるまで、

77 52裏 又つるかめにつけてきみをおもひ、人をもいはひ、

78 53表 あきはぎなつくさをみてつまをこひ、

79 53表 あふさか山にいたりてたむけをいのり、

80 54表 あるは春夏あき冬にもいらぬくさの歌をなむ、えらばせたまひける。句集 鷓鴣 特装30部 毛筆句署名落款入/三橋敏雄/南柯書房。

81 54表 すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。舞姫/与謝野晶子 中沢弘光装/如山堂書店。

82 55表かくこのたびあつめえらばれて、山したみづのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。芭蕉翁繪詞傳 昭和22年 再摺本。

83 56表 それまくらことば、はるのはなにほひすくなくして、むなしきなのみあきのよのながきをかこてれば、かつは人のみゝにおそり、かつはうたの心にはぢおもへど、たなびくゝものたちゐ、なくしかのおきふしは、つらゆきらが、このよにおなじくむまれて、この事のときにあへるをなむよろこびぬる。和露句集 第四/川西徳三郎/川西和露荘/大正9年。

84 57表 人まろなくなりにたれど、うたのことゝどまれるかな。三國玲子全歌集。たとひときうつりことさりたのしびかなしびゆきかふとも、このうたのもじあるをや。歌のこころ 村上一郎 帯函 初版第一刷 書き込み無し本文良 宮沢賢治 前登志夫 論。あをやぎのいとたえず、まつのはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあとひさしくとゞまれらば、うたのさまを(も)しり、ことのこゝろをえたらむ人は、おほぞらの月をみるがごとくに、いにしへをあふぎていまをこひざらめかも。鳴雪句集/内藤鳴雪/俳書堂。
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追加
01 60表 春きぬと人はいへともうくひすの 
  なかぬかきりはあらしとそ思ふ

02 60表 春日のゝ若なつみにや白妙の
  袖ふりはへて人の行らん

03 60裏 駒なへていさ見にゆかんふるさとは
  雪とのみこそ花はちるらめ

04 61表 わか庵はみやこのたつみしかそすむ
  世をうち山と人はいふ也

05 61裏 おもひつゝぬれはや人の見えつらん
  夢としりせはさめさらましを

06 62表 深山には松の雪たに

07 62表 我衣手に雪はふりつゝ

08 62表 春霞たつを見すてゝ行かりは

09 62.裏 ひくらしの鳴つるなへに

10 62裏 たけがり

11 62裏 すみのえのきしによるなみ

12 63表 袖ひちてむすひし水の

13 63表 春霞たてるやいつこみよし野の

14 63裏 植しうへは秋なきときや

15 63裏 たつた川もみちみたれて

16 63裏 立田川もみち葉なかる   


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【参考】 14「植しうへは秋なきときや」

※『伊勢物語』 五一段(植ゑし植ゑば)

昔、をとこ、人の前栽に菊うゑけるに、
  植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん
  花こそ散らめ根さへ枯れめや

※『古今和歌集』 巻五 秋歌下 

 人の前裁に菊にむすびつけてうゑけるうた 在原業平  
268  植ゑし植ゑば  秋なき時や  咲かざらむ  
  花こそ散らめ  根さへ枯れめや
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【刊期等】不明
早稲田大学蔵本解説に依れば、この本は『古今栄雅抄 序 巻第1-20 飛鳥井雅俊 [著]』の『序』の部分二冊のようである。形而情学 初版200部 毛筆署名箋入 野中ユリサイン入手彩色エンボス挿絵一葉/加藤郁乎 野中ユリ挿画/昭森社。両者を比較すると、確かに「序二」は「いにしへのよゝのみかど」で始まっているが、全巻の趣は少し違うようである。風に紅葉(かぜのもみじ) ―依拠物語 本文 総牽引― 著者:関 恒延 1999年1月18日発行 教育出版。

※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。0024926 消息のうた 無名会 9冊 北九州市門司区 句会 同人誌 昭和33-5年 大北たきを。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。角川現代短歌集成 全4巻・別冊 全5冊揃/岡井隆 岡野弘彦 佐佐木幸綱 篠弘 馬場あき子 監修/角川学芸出版。
※梱包材の再利用に努めています。マニエリスムの旅 特装本35部 川口霽亭書作品一葉入/岡井隆/書肆季節社。ご理解下さい。空には本/寺山修司/的場書房。

 

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