「シャルル・ド・ゴールは戦前、軍の近代化・機械化の推進派として知られ、軍関連の本を出版してその主張を訴えていました。戦車洋書 SU-76 on the Battlefield / SU-85 and SU-100 on the Battlefield (WORLD WAR TWO PHOTOBOOK SERIES)。
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その代表作とも言えるのが1934年に出版した「職業軍の建設を!」(Vers l'armee de metier)です。重戦車大隊記録集 1・2 陸軍編・SS編 大日本絵画 ※本州・四国・九州は送料無料[20]B1650。
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自分も現物を読んだ事は無いのですが、色々なサイトさんを参考に概要と当時の状況を書いてみました。秘話海兵選修学生 佐藤宗次 帯付き 昭和61年初版 /30101。彼はその著書の中で、マジノ線に頼る消極的防衛策を批判し徴兵期間の短い兵士(1~2年)では軍の近代化・機械化に対応出来ず、戦車・航空機・艦船を操る職業軍人の養成が必要だと訴えました。昭14 昭和の軍 神西住戦車長傳 菊池寛 434P。また、機甲師団を編成して戦車を集中運用し、歩兵や砲兵も自動車化してその機動をもって敵の重要拠点を防御を整える前に叩く事を考えていたようです。洋書 ドイツ軍対戦車砲写真集 PAK at WAR Trojca Waldemar 著 Model Hobby 2005年発行 [2]B1815。しかし、この本の出版を受けてフランス議会の左派系議員は「職業軍」なるものを右派が弾圧の武器として使うのではと怯え、軍部に圧力をかけます。中国的天空 沈黙の航空戦史 上・下 中山雅洋 著 大日本絵画 2007年発行[10]C0770。シャルル・モーラスやポール・レイノー等の右派議員や、「フランス戦車の父」ジャン・エスティエンヌ将軍の様に彼を擁護する者もいましたが、恩師であるフィリップ・ペタン元帥や軍上層部は彼の著書に賛同せず、結果的にド・ゴールは、パリ軍事委員会局長から地方の部隊に左遷されました。太平洋戦争 喪われた日本船舶の記録。
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国内では大した反響も無かった「職業軍の建設を!」ですが、イギリスの軍事評論家リデル・ハート(間接アプローチ戦略の基礎となる論文を発表済み)後に電撃戦を生み出したドイツのハインツ・グデーリアンには注目されたようです。A44 PANZER パンツァー 276冊セット アルゴノート社 K1563。
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